この記事を読まれている方は、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)とSwitch Lite(スイッチライト)のどちらを買うべきか、悩まれているのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、どちらを買うべきか悩んでいるのであれば、買うべきは「Switch」のほうです!特に、初めて購入する場合、最初の1台目はSwitchを買うことを強く推奨します。
編集部ではSwitch1台とSwitch Lite1台を保有していますが、今となってはSwitchを2台にしておけば良かったと少し後悔しています。
この記事では、SwitchとSwitch Liteの違いを比較しながら、なぜSwitchを買うべきか?それでもSwitch Liteを買うべき人とはどんな人か?を熱弁していきます!
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スイッチとスイッチライトを徹底比較
まずは、SwitchとSwitch Liteの機能の違いを見ていきます。
Switchは2017年3月に発売され、2019年8月にバッテリー持続時間を強化したモデルにモデルチェンジしています。Switch Liteは、携帯モードに特化したモデルとして2019年9月に発売されています。
2021年2月時点、新品で入手可能な2019年8月モデルのSwitchとSwitch Liteを比較します。
Switch (2019年8月モデル) | Switch Lite | |
---|---|---|
プレイモード | TVモード テーブルモード 携帯モード | 携帯モード |
画面の大きさ | 6.2インチ (1280×720ピクセル) | 5.5インチ (1280×720ピクセル) |
サイズ | 縦:102mm 横:239mm 厚:13.9mm | 縦:91.1mm 横:208mm 厚:13.9mm |
重さ | 約398g | 約275g |
バッテリー 持続時間 | 約4.5-9.0時間 | 約3.5-7.0時間 |
遊べるソフト | すべてのスイッチソフト | 携帯モードに対応した すべてのスイッチソフト |
Joy-Con | 〇 (HD振動 モーションIRカメラ) | × |
Nintendo Switch ドッグ | 〇 | × |
価格 | 29,980円(税抜) | 19,980円(税抜) |
大まかにいうと、Switchには、
◎いろんなモードでプレイできる
◎画面が大きめ
◎バッテリーの持ちが良い
◎遊べるソフトが多い
◎Joy-ConやNintendo Switchドックが付属
という利点があり、Switch Liteには
◎軽くて持ち運びやすい
◎安い
という利点があります。
それぞれの違いについて細かく見ていきます。
プレイモードの違い

SwitchとSwitch Liteの最大の違いは、プレイモードの違いだと言っても過言ではありません。
Nintendo Switchの遊び方には以下の3つがあります。
・TVモード
テレビ画面に接続し、大画面でゲームを楽しめるほか、家族や友人同士などでリビングに集まってゲームを楽しめる。ファミコンやプレステのように、家庭用ゲーム機みたいなスタイルで楽しむモードです。
・テーブルモード
本体の背面スタンドを利用して画面を立てて遊ぶモードです。一人で遊ぶのはもちろん、Joy-Conを二人で分け合ったり、外部コントローラーを接続すれば、複数人で対戦や協力プレイを楽しむこともできます。
・携帯モード
ニンテンドーDSやゲームボーイのように本体のみで遊ぶモードです。通勤や通学中など、場所を選ぶことなくいつでも気軽にゲームを楽しめます。
Switchは3つのモードすべてに対応していますが、Switch Liteは携帯モードに特化しているため、TVモードやテーブルモードが使えません。
Switch (2019年8月モデル) | Switch Lite | |
---|---|---|
プレイモード | TVモード テーブルモード 携帯モード | 携帯モード |
それってそんなに重要なことなの?と思われるかもしれません。しかし、編集部がSwitch2台にすればよかったと後悔している最大の理由が、この違いなのです!
Switch Liteの大きなデメリット1.大画面でプレイできない
デメリットは2つあります。
まず、体力溢れる10代の頃とは異なり、携帯モードで小さな画面を見ながら肩がちぢこまるような姿勢でゲームを長時間プレイしていると、確実に目の疲れや肩の凝りに悩まされます。
この疲労感は、テレビ画面に繋いで大きな画面で目線をまっすぐに保つ姿勢でプレイする、つまりTVモードでプレイすることで、だいぶマシになります。一度Switchを大画面でプレイする楽さを覚えてしまうと、携帯モードがなかなかに不十分に感じます。
そういうわけで、特に30代以降の人には、Switchを激推しします。
加えて、画面が大きいほうが臨場感を楽しめる、操作しやすいなどのメリットもあります。

「ポケモン剣盾」の目玉であるダイマックスなんかは大画面のほうが迫力がありますし、「あつ森」の島クリエイターも大画面のほうが地道作業のうんざり感が減ります。「スマブラ」も元々はNINTENDO64(昔のテレビゲーム機)のゲームなだけあって、大画面のほうがしっくりきます。
ちなみに、Switch Liteでも、外部コントローラーと、スタンドまたはスタンド機能のついたSwitch Lite用カバーを用意すれば、一応テーブルモードのように楽しむことはできます。

Switch Liteの大きなデメリット2.ゲーム配信できない
Switch Liteは、ゲーム画面を外部に出力することができません。
ゲーム配信は見る専であるか、ゲーム配信とは無縁な方だとしても、いつしかゲーム配信に憧れて、「自分もやってみたい!」と思う時が来るかもしれません。はたまた、人に見せないにしても、好きなキャラクターの映像を保存しておきたいと思う日が来るかもしれません。
そんな時、Switchを選んでおけば、ゲームの楽しみ方が広がります!

筆者は、Switchにキャプチャーボードを接続し、「あつ森」の某お気に入りキャラクターの映像を撮影・編集し、一人でムフフと楽しんでいますが、基本的に対戦ゲームが好きなので、こんな楽しみ方をする未来があるとは1ミリも予想していませんでした。人生何が起こるか分かりません。
大きさ、重さ、バッテリの違い

続いて、本体サイズ、重量、バッテリーについて見ていきます。これは、Switch、Switch Liteどちらにも良い点があります。
Switch Liteのメリット:持ち運びやすく、スマホ1台分軽い
Switch Liteは携帯モードに特化しているだけあって、持ち運びには最適です。Switchよりも一回り小さいのでカバンにも収納しやすいです。
さらに、SwitchとSwitch Liteは、重さが128gも違います。iPhone 12 miniの重さが133gですので、Switch Liteのほうがスマホ1台分軽いと言えます。この重量の違いは、カフェや公園で長時間プレイする際の腕の疲労感に直結します。
スイッチ (2019年8月モデル) | スイッチライト | |
---|---|---|
サイズ | 縦:102mm 横:239mm 厚:13.9mm | 縦:91.1mm 横:208mm 厚:13.9mm |
重さ | 約398g | 約275g |
Switchのメリット:画面が大きく、バッテリ―持ちが良い
サイズ感や重量の面ではSwitch Liteに軍配が上がりますが、Switchはサイズが大きい分、画面サイズが大きく、バッテリーが長持ちするという優位性があります。
スイッチ (2019年8月モデル) | スイッチライト | |
---|---|---|
画面の大きさ | 6.2インチ (1280×720ピクセル) | 5.5インチ (1280×720ピクセル) |
バッテリー 持続時間 | 約4.5-9.0時間 | 約3.5-7.0時間 |
画面が大きいほうが良いという話は前の章で散々したので、ここではバッテリーについて書きます。

バッテリー持続時間は、Switchの方が30%程度長く持続します。Switch Liteでゲームに集中しているとバッテリーの警告が出ることが度々あり、バッテリーは大容量に越したことがないと実感しています。
とはいえ、モバイルバッテリーをよく持ち歩く方であれば、そんなに問題はないでしょう。もしお持ちでない方は、以下で安くて高品質なモバイルバッテリーを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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遊べるゲームとJoy-Con付属の違い

Switchは、本体から取り外し可能なJoy-Con(ジョイコン)が付属しています。
一方で、Switch Liteはコントローラーと本体が一体化しており、コントローラーだけを取り外すことはできません。
スイッチ (2019年8月モデル) | スイッチライト | |
---|---|---|
遊べるソフト | すべてのスイッチソフト | 携帯モードに対応した すべてのスイッチソフト |
Joy-Con | 〇 (HD振動 モーションIRカメラ) | × |
Nintendo Switch ドッグ | 〇 | × |
この取り外し可能なJoy-Conの有無は、プレイすることができるゲームの種類に影響します。
運動系のゲームをするならSwitchがマスト

例えば、『フィットボクシング』はJoy-Conを握ってプレイするゲームであり、携帯モードに対応しておらず、Switch Liteだけではプレイすることができません。
Switch Liteで『フィットボクシング』や『リングフィットアドベンチャー』などの携帯モード非対応なゲームをプレイしたい場合は、別途Joy-Conを購入すれば、プレイできるようにはなります。
ただし、Joy-Conは純正品であれば7000円台、Joy-Conの充電グリップも2000円台と、追加購入した場合は結局Switchを買うのと大して金額が変わらないと言えます。
また携帯モードに非対応なゲームの多くは大画面でのプレイを前提としているものが多いので、Switch Liteの小さな画面では少しプレイがしづらいです。
総合的に見ると、こうした運動系のゲームを視野に入れている方は、Switchがマストです。
ゲーム体験を大きく変える「HD振動」機能
また、Switch LiteのコントローラーはJoy-Conではないので、HD振動に対応していません。HD振動とは、自分のアクションに対応してコントローラーが振動する機能です。
このHD振動は魅力の一つで、ゲーム体験を大きく変えると思っています。自分のアクションに応じて振動が起きると、アクションの手ごたえがありますし、よりゲームの世界に引き込まれます。振動機能を一度覚えてしまうと、味のないガムを噛むくらい、振動しないコントローラーが味気なく感じてしまいます。
ゲームにより没入したいなら、HD振動機能のついたJoy-ConがついているSwitchを選ぶのが手っ取り早いです。Switch Liteの場合は、Joy-Conを別途購入するか、HD振動機能のついた外部コントローラーの購入を強くお勧めします。どちらを選んでも、HD振動の良さをぜひ体感していただきたいと思っています!
まとめ:スイッチライトではなく、スイッチを買うべき理由
これまで見てきたことを一言でまとめますと、
・Switch…ゲームを100%満喫できるが高価
・Switch Lite…安いけれど遊び方に制限あり
と言えるかと思います。
今どちらを買うか悩んでいる方は、まだ自分のゲームスタイルが明確でなかったり、「スイッチってなんとなく楽しそう!」という期待を持って、購入を検討されていることかと思います。1万円の差があるので、購入を悩む気持ちもよく理解できます。
それでも、せっかくSwitchの世界、新しいゲーム体験の正解に飛び込もうというのであれば、ぜひSwitchのほうを買って、自由にゲームを楽しんでもらいたいと思います!
これからどんなゲームが発売されて、どんなゲームを大好きになるかは予測できません。特に、ゲーム初心者な方ほど、あらゆる楽しみ方をする可能性があります。
実際筆者も、Switch本体を買ってから初めて興味を持ったゲームや、Switchを買わなかったら出会えなかった楽しさがたくさんありました。たとえば、新型コロナによってステイホーム生活を強いられなければ、『フィットボクシング』に興味を持つことはなかったでしょう。
任天堂は昔から、ファミコンやゲームボーイ、Wii、DSなどで、ゲームの新しい楽しみ方を創り上げている企業です。今後も新しいゲームをどんどん提案してくれることでしょう。そうした新しい楽しみを体験する機会を制限されてしまうのは勿体ないです。
どちらを買おうか「悩んで」いる方にこそ、ぜひともSwitchのほうを手にして頂きたいなぁと思います!
最後に:Switch Liteが向いてる人

最後に、Switch Liteを選ぶべき場合についても述べておきます。
実際、Switch Liteも素晴らしいゲーム機です。軽いですし、ポップなカラーも可愛らしく、愛着の持てるゲーム機だと思います。筆者も、Switch Liteでなければ、こんなに持ち歩いてなかったかもしれません。
以下のような方は、Switch Liteを購入して正解だと思います。
・移動中の暇つぶしなど、外での利用がメインな方
・ゲームスタイルやプレイするゲームが明確に固まっている方
・そもそも自宅に大画面がなく、TVモードでプレイする予定のない方
・ゲーム配信やゲーム動画の撮影は絶対にしない!と思う方
・すでにSwitchを所有しており、持ち運び用に少しでも軽いものが欲しい方
以上です!最後までお読みいただきありがとうございました。あなたのSwitchライフが豊かなものになりますように。
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