ゲーミングヘッドセットの購入を検討されている方の中には、HyperX(ハイパーエックス)のゲーミングヘッドセットが気になっている方もいるでしょう。
HyperXは、アメリカの世界的メモリメーカーであるKingston(キングストン)が展開しているゲーミングブランドです(※2021年2月にHP社に一部事業譲渡されました)。HyperXのゲーミングヘッドセットは、国内外のプロゲーマーに愛用されており、装着感の良さや価格に対する音質の良さも評判です。
この記事では、現在日本で販売されているHyperXのおすすめゲーミングヘッドセットをご紹介します!ぜひ参考にしてみてください。
ゲーミングヘッドセットの選び方
まずは、ゲーミングヘッドセットを選ぶ時の2つのポイントをお伝えします。
ポイント1.接続方式
1つ目のポイントは、ゲーミングヘッドセットをPCやゲーム機に接続する方法です。
ゲーミングヘッドセットの接続方式には、大きく分けて3つあります。
USBによる接続【有線・無線】
接続方式の1つ目は、USBによる接続です。
この接続方式は、USBポートのあるPCやゲーム機などとの接続に適しており、接続の安定性や遅延のなさが大きなメリットです。

USBケーブルを用いて有線接続する方法(通称:USB有線)と、USBドングルをPCに挿して無線接続する方法(通称:USB無線)の2つがあります。
USB有線とUSB無線では、USB有線のほうが一般的には接続が安定しており遅延が少ないです。ただし、最近では各メーカーが独自の低遅延無線技術を開発しているため、USB無線でもほとんど遅延を感じず高速で安定感のある接続が可能な場合も多いです。
また、USBによる接続では、多くの情報を伝達できるため、ヘッドセットに高度な機能を搭載することができます。たとえば、音の鳴る方向や距離感が分かりやすいサラウンドサウンドの表現、ヘッドセットの振動、RGBライティングなどが可能になります。
3.5mmステレオミニプラグによる接続【有線】
接続方式の2つ目は、3.5mmステレオミニプラグのついたオーディオケーブルを使用する接続です。
この接続方式は、3.5mmステレオミニジャックのあるPC、Nintendo Switch、PlayStation 4/5のコントローラーなどとの接続に適しています。

ケーブルを用いる有線接続であるため、接続が安定しており遅延の心配も不要です。また、ヘッドセットを充電する必要がない点や、価格が安めの傾向にある点もメリットです。
Bluetoothによる接続【無線】
接続方式の3つ目は、Bluetoothによる接続です。
この接続方式は、Bluetooth接続に対応したゲーム機、スマートフォン、タブレットなどとの接続に適しています。

接続にケーブルやドングルを使用しないため、省スペース性が高く、幅広い機器と手軽に接続できる点が大きなメリットです。
一方で、FPS、格闘ゲーム、音ゲーなどをプレイする場合に気になる程度にはやや遅延があります。ただし、商品によってはメーカー独自の低遅延機能が搭載されており、この機能を使用すると遅延が気にならなくなる場合も多いです。
また、Bluetoothによる接続では、多くの情報を伝達できるため、ヘッドセットに高度な機能を搭載することができます。たとえば、音の鳴る方向や距離感が分かりやすいサラウンドサウンドの表現、ヘッドセットの振動、RGBライティングなどが可能になります。
ゲームに使用するデバイスやゲームジャンルを考慮の上、どの接続方式が良いかを検討してみてください!
ポイント2.サラウンドサウンドの有無
2つ目のポイントは、サラウンドサウンドが表現できるかどうかです。
サラウンドサウンドとは、映画館のように様々な方向から音が聞こえるシステムのことです。
サラウンドサウンドによって、ゲームや日頃の映画鑑賞を臨場感あるサウンドで楽しめるほか、サラウンドサウンドに対応したFPSゲームにおいては、敵の位置が把握しやすいと感じる方もいます(個人の主観によります)。

ゲーミングヘッドセットでは、「5.1chサラウンドサウンド」や「7.1chサラウンドサウンド」に対応しているものが多く、それぞれ5つのスピーカー+1つのサブウーハー(低音再生用)や、7つのスピーカー+1つのサブウーハーで再生した時のような聞こえ方を楽しむことができます。
ゲーミングヘッドセットにおいては、実際に複数個のスピーカー(厳密にはドライバー)を搭載している例は少なく、多くの場合はサラウンドサウンド環境を仮想的に再現する「バーチャルサラウンド」のしくみが採用されています。物理的に複数のドライバーが搭載された「リアルサラウンド」の製品もなくはないですが、数は非常に少ないです。
サラウンドサウンドでゲームを楽しみたい方は、サラウンドサウンドに対応したヘッドセットを選ぶようにしましょう。
また、サラウンドサウンドに似たものとして、平面上(二次元)だけでなく天井にもスピーカーを設置した三次元的なオーディオ空間を再現する「3Dオーディオ」というのもあります。
3Dオーディオでは、頭上から落下してくる音などの上下方向の音を聞き分けることも可能となり、より立体的な聞こえ方でゲームをプレイできます(あくまで”再現”であるため、音を覚えて聞き分ける耳の訓練もある程度必要です)。
HyperXのゲーミングヘッドセットおすすめ厳選紹介
ゲーミングヘッドセットを選ぶ時のポイントをお伝えしたところで、続いてHyperXのおすすめゲーミングヘッドセットの紹介に移ります!
Cloud Stinger 2:バランスの良いお手頃モデル

まずご紹介するのは、「Cloud Stinger 2」です。
Cloud Stinger 2は、軽やかな付け心地と立体感のあるサウンドを特徴とする、2022年秋に発売開始されたお手頃モデルです!
1万円以下の手頃なモデルでありながら、3Dオーディオ技術である「DTS Headphone:X Spatial Audio」に対応しており、音の鳴る方向が分かりやすい臨場感のあるサウンドを楽しめます。
接続方式は、3.5mmステレオミニプラグによる有線接続です。
イヤーカップを90度回転させることができるため、休憩時に首にかけたりする場合にも邪魔になりません。また、ヘッドセット自体にボリューム調整ダイヤルがついている点や、マイクは上方向に動かすと自動的にミュートされる点など、使い勝手の良さの面でも優れています。
重量は300gを切る軽量設計であり、長時間の使用もしやすいです。
Cloud Stinger 2は、スペックと価格のバランスの良いモデルとして、はじめての1台としてもおすすめできるゲーミングヘッドセットです!
Cloud Revolver +7.1:FPS向けの人気モデル

続いてご紹介するのは、「Cloud Revolver」です。
Cloud Revolverは、7.1chサラウンドサウンド対応と音場の広さが特徴であり、距離や奥行き感が分かりやすいモデルです!
Apex LegendsなどのFPSゲームをプレイする際に、敵の足音が聞き取りやすく、どこから鳴っているかも分かりやすいと評判であり、特にFPSプレイヤーに人気です。
接続方式は、3.5mmステレオミニプラグによる有線接続です。付属のUSBサウンドカードを使用することで、USB有線接続もできます。
また、付属のUSBサウンドカードを使用することで、マイクを瞬時にミュートしたり、マイクとヘッドフォンの出力レベルを調整したりすることもできます。
Cloud Revolverは、FPSを快適にプレイしたい方におすすめのゲーミングヘッドセットです!
Cloud Alpha Wireless:300時間使用できるワイヤレスモデル

続いてご紹介するのは、「Cloud Alpha Wireless」です。
Cloud Alpha Wirelessは、1回の充電で最大300時間使用できるという圧倒的なバッテリー寿命を特徴とするワイヤレスモデルです!
毎日長時間ゲームをするヘビーゲーマーの方でも、電池切れの心配なく安心して使うことができます。また、充電回数が少なくて済むというメリットもあります。
接続方式は、USB無線接続です。ケーブル不要であるため机回りをスッキリさせることもできます。
また、音を鳴らす部分(ドライバー)には、「HyperX デュアルチャンバードライバー」が採用されており、低音と中高音が別々に調整されるため、分離感のあるクリアなサウンドを満喫することができます。
さらに、専用ソフトウェア「HyperX NGENUITY」を使用することで、3Dオーディオ技術である「DTS Headphone:X Spatial Audio」の有効化や、聞こえ方の調整(イコライジング)といったカスタマイズも可能です。
Cloud Alpha Wirelessは、ケーブルや充電のことを気にせず気軽に使えるゲーミングヘッドセットとしておすすめです!
Cloud Orbit S:究極の没入感のある最上位モデル

続いてご紹介するのは、「Cloud Orbit S」です。
Cloud Orbit Sは、HyperXの中で最も没入感の高い3Dオーディオを体験できる上位モデルです!
没入感の秘訣は、1秒間に頭の位置を1000回追跡する「Waves Nx™ ヘッドトラッキング」にあります。首を左右に動かしたりした際に、音が聞こえてくる方向感などが首の動きに応じて適切に変化することで、よりリアリティのある立体的な聞こえ方を味わうことができます。
さらに、音を鳴らす部分(ドライバー)は、口径100mmの大型タイプとなっています。一般的なヘッドセットのドライバー口径は40~50mm程度であることを考えると、かなりの大型です。ドライバーが大きいほど低音を表現しやすいため、ワンランク上の解像度の高いサウンドを味わえます。
また、専用の「HyperX Orbit ソフトウェア」を用いることで、3Dオーディオのさらなる微調整も可能です。
接続方式は、USB有線接続(USB Type-AとUSB Type-Cに対応)と、3.5mmステレオミニプラグによる有線接続です。
マイクは取り外し可能であるほか、破裂音やボフッといったノイズ(ポップ音)を軽減するポップフィルターもついており、ボイスチャットなどの際にも音声を的確に届けることができます。
Cloud Orbit Sは、最高の没入感を得られるワンランク上のゲーミングヘッドセットであり、せっかく買うなら一番いいものが欲しいという方におすすめです!
Cloud Flight S:ワイヤレス充電に対応で便利

続いてご紹介するのは、「Cloud Flight S」です。
Cloud Flight Sは、ケーブル要らずで充電できるワイヤレス充電Qi対応のモデルです!
ワイヤレス充電に対応したゲーミングヘッドセットは非常に珍しく、スマートフォンをワイヤレス充電する時のようにポンと置くだけで気軽に充電できるためラクチンです。充電は最大30時間持ちます。
PCなどとの接続方式もUSB無線接続であるため、完全にケーブル不要で机をすっきりできます。
また、専用ソフトウェア「HyperX NGENUITY」を使用することで、「HyperXバーチャル7.1サラウンドサウンド」による広がりのあるゲームサウンドを楽しめます。
さらに、イヤーカップを指で操作することで、マイクのミュート切り替えやボリューム調整などを手軽に行えます。
Cloud Flight Sは、とにかくケーブルレスを重視する方におすすめのゲーミングヘッドセットです!
Cloud MIX:Bluetooth接続できる唯一のモデル

続いてご紹介するのは、「Cloud MIX」です。
Cloud MIXは、HyperXの中で唯一Bluetooth無線接続が可能なモデルです!
USBポートや3.5mmジャックのないスマートフォンでのゲームプレイや、Nintendo SwitchなどBluetoothに対応したゲーム機でのプレイに使うことができます。
Bluetooth無線接続だけでなく、3.5mmステレオミニプラグによる有線接続にも対応しているため、Bluetoothでは若干の遅延が気になるようなFPSや音ゲーなどは、有線接続でプレイすると良いでしょう。
音質面では、ハイレゾオーディオ認定を受けている製品であるため、高音質で音楽を楽しむ目的にも使えます。また、音を鳴らす部分(ドライバー)には、「HyperX デュアルチャンバードライバー」が採用されており、低音と中高音が別々に調整されるため、クリアなサウンドを満喫することができます。
また、内蔵マイクとブームマイクの2つが搭載されており、持ち運び時にはブームマイクを取り外して内蔵マイクを使用するなど、様々なシーンで使いやすいです。
Cloud MIXは、手軽なBluetooth接続でゲームも音楽も楽しみたい方におすすめのゲーミングヘッドセットです!
Cloud II:USBサウンドカード付きのお手頃モデル

続いてご紹介するのは、「Cloud II」です。
Cloud IIは、7.1chサラウンドサウンドに対応した、シンプルで手頃なモデルです!
2023年4月時点では8000円前後で購入可能というお手頃さです。加えて、カラーバリエーションも豊富であり、ブラック、レッド、ピンクの3色から選べます。
接続方式は、3.5mmステレオミニプラグによる有線接続です。付属のUSBサウンドカードを使用することで、USB有線接続もできます。
また、付属のUSBサウンドカードを使用することで、HyperXバーチャル7.1サラウンドサウンドを有効化することができ、臨場感のあるゲームサウンドを楽しめます。
マイクは取り外し可能であるほか、ノイズキャンセリング機能もついています。
Cloud IIは、本体カラーにもこだわれるスタンダードなゲーミングヘッドセットとしておすすめです!
Cloud Core Wireless:人気のワイヤレスヘッドセット入門機

続いてご紹介するのは、「Cloud Core Wireless」です。
Cloud Core Wirelessは、ワイヤレス接続対応でありながら7000円前後というお手頃さで人気のモデルです!
接続方式は、USBによる無線接続です。PCへの接続だけではなく、PlayStationやNintendo Switchへの接続にも対応しています。1回の充電で最大20時間の利用が可能です。
手頃な価格でありながら、3Dオーディオ技術である「DTS Headphone:X 空間オーディオ」に対応しており、音の鳴る方向が分かりやすい臨場感のあるサウンドを楽しめます。
さらに、ノイズキャンセリングマイクが搭載されているため、明瞭な音声でチームメイトとやりとりできます。マイクを利用しない場合には簡単に取り外しておくこともできます。
Cloud Stinger 2 Core:軽量さが魅力のモデル

続いてご紹介するのは、「Cloud Stinger 2 Core」です。
Cloud Stinger 2 Coreは、HyperXの中で軽量の266gのモデルであり、価格も6000円前後とお手頃です!
接続方式は、3.5mmステレオミニプラグによる有線接続です。
また、3Dオーディオ技術である「DTS Headphone:X 空間オーディオ」に対応しており、音の鳴る方向が分かりやすい臨場感のあるサウンドを楽しめます。
Cloud Stinger 2 Coreは、軽やかな付け心地のシンプル機能なゲーミングヘッドセットとして、なるべく安く手に入れたい方におすすめです!
Cloud Stinger 2 Core PlayStation
Cloud Stinger 2 Coreには、PlayStationに特化したモデルもあります。
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