【レビュー】ノイズキャンセリングワイヤレスイヤホン「‎MUINE T1」

オーディオレビュー記事

こんにちは。eスポーツをはじめよう!編集部です。

この度は、MUINE様より、最新のノイズキャンセリングワイヤレスイヤホン「MUINE T1」をご提供頂きました。3週間ほど使用した感想をレビューしていきます!

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MUINE T1とは

「MUINE T1」は、アクティブノイズキャンセリング機能付きのBluetoothワイヤレスイヤホンです。最近のワイヤレスイヤホンは3000円前後で購入可能である中、MUINE T1は6000円前後とワンランク上の価格帯です。

果たして、この価格帯に見合うイヤホンなのか!?という視点も入れながらレビューしていきたいと思います!

開封レポート

まずは、お決まりの開封レポートです。

写真:編集部で撮影

段ボールにブランド名のみという非常にシンプルな外箱です。SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)時代のお手本のような外箱です。環境意識が高まります。

写真:編集部で撮影

箱を開くと、充電ケースとワイヤレスイヤホン本体が出てきます。充電ケースは少し大きいかなという印象を持ちました。

写真:編集部で撮影

充電ケーブルとワイヤレスイヤホン本体以外には、説明書とイヤーチップ、充電用のUSB Type-A⇔USB Type-Cが同梱されていました。

充電器(ACアダプタ)は付属していません。今では多くの方がスマホ用などの充電器をすでにお持ちでしょうから、不要な充電器の同封は省いているのでしょう。ここにも、環境意識の高さが伺えます。

写真:編集部で撮影

充電ケースにワイヤレスイヤホン本体を挿したところです。充電ケースは400mAhの大容量バッテリーが内蔵されており、ワイヤレスイヤホンを3回充電することができます。ワイヤレスイヤホンは、1回の充電で最大24時間連続再生が可能なようです。

写真:編集部で撮影

筆者が日常的に使用しているAirPod Proと比較すると、充電ケースは一回り大きいです。

写真:編集部で撮影

ワイヤレスイヤホン本体のサイズ感もAirPods Proと比較してみますと、MUINE T1のほうが少しだけ大きいですが、そこまで大きくは変わりません。

写真:編集部で撮影

白で統一されたシンプルで使いやすいデザインです。

写真:編集部で撮影

イヤーチップははめ込み式です。

iPhoneとの接続方法

開封後は、さっそくiPhoneに接続してみます。

充電された状態で初めてケースを開けると自動的にペアリングモードになります。

写真:編集部で作成

iPhoneの場合、Bluetoothが有効な状態で設定画面を開くと、自動的に「T1」というデバイス名でMUINE T1が表示されます。「T1」をタップするだけで簡単に接続できました。一般的なワイヤレスイヤホンの接続方法と一緒ですので、普段から他のワイヤレスイヤホンを利用している方はスムーズに接続できるでしょう。

一度接続した後は、ケースを開けば自動的にiPhoneに接続されます。

機器とのペアリングは1台ずつです。iPadなど別の機器にペアリングしたい場合は、一度iPhoneから「接続解除」を行う必要があります。そうすると、MUINE T1は自動的に再びペアリングモードになります。iPadでもiPhoneと同じようにBluetoothの設定画面で「T1」をタップすることで接続ができます。

装着感

機器との接続ができたので装着してみました。

私の場合は、最初からイヤホン本体についていた真ん中のサイズのイヤーチップでフィットしました。首を振ったり横に傾けてもずれることもなく、安定して耳に装着していられます。イヤーチップはソフトな付け心地で密閉感もあり、複数サイズあることから、ほとんどの人にフィットするように思います。

操作性

イヤホン本体にはタッチセンサーが搭載されており、左右のイヤホンのタップや長押しで様々な操作が可能です。

写真:編集部で撮影

イヤホン本体の側面全体がタッチセンサーになっているので、タッチ操作はスムーズに行えます。

写真:編集部で撮影

マニュアルには日本語での説明もあり、一通りの操作方法が説明されています。

音楽や動画の再生・停止・先送り・戻しだけではなく、Siriの起動や電話に出たり、拒否などをイヤホンのタッチ操作で行うことができます。

機能操作
電源オン1. 充電ケースを開けるか、イヤホンを取り出します。
2. L/Rイヤホンのタッチエリアを2秒間押します。
電源オフ1. イヤホンを充電ケースに戻します。
2. L/Rイヤホンのタッチエリアを7秒間長押しします。
3. 5分間Bluetoothデバイスに接続されていないか切断されている。
モードスイッチイヤホンのタッチエリアを3秒間押して、ANCオンモード、ANCオフモード、アンビエントモードを切り替えます。
音声
アシスタント
イヤホンのタッチエリアを3回押して、Siriをアクティブにします。
通話に応答
/終了する
イヤホンのタッチエリアを1回押します。
通話を拒否するイヤホンのタッチエリアを2秒間押します。
音楽再生
/一時停止
イヤホンのタッチエリアを1回押します。
次の曲Rイヤホンのタッチエリアを2回押します。
前の曲Lイヤホンのタッチエリアを2回押します。
リセット単一のイヤホンがオンになり、TWSとデバイスがペアリングされていない場合、イヤホンのタッチ領域を6回押しすると、ペアリングリストがクリアされ、赤いライトが4回点滅した後にイヤフォンがクリアされ、赤いライトが4回点滅した後にイヤホンがオフになります。再起動後、自動的にTWSペアリングモードになります。
マニュアルの操作説明

ノイズキャンセリング・外音取り込み

MUINE T1には、使用環境に応じて3つのノイズコントロールモードがあります。外音を遮断する「ノイズキャンセリング」、イヤホンを装着していても外音を聞きやすくする「外音取り込み」、そして、外音のコントロールをしない「ノーマル」の3つです。

MUINE T1には、片側に3つずつ、左右で合計6つのマイクが搭載されています。複数のマイクで周囲のノイズを敏感にとらえ最大35dbの強力なノイズキャンセルができます。

私は、通勤時にニュース番組のポッドキャストをよく聞いています。ノイズキャンセルのないイヤホンでは、地下鉄の電車内でアナウンサーの声が聞こえないことが多いですが、MUINE T1では電車内でも十分に声を聞き取ることができます。

オフィスでは、周りの人たちが話している際にまったく聞こえなくなるということはありませんが、別室での会話のように聞こえました。よほど注意深く聞かないと何を話しているかもわからないといった具合であり、強力なノイズキャンセルを実感できました。

ノイズコントロールモードの変更は、左右どちらでもタッチセンサーを3秒間長押しすることで簡単に切り替えることができます。

反対に、外音取り込み機能を使った際には、イヤホンをしていない時とほとんど同じように聞こえ、人との会話も自然に行えました。

ワイヤレス接続の強度

筆者は、普段はAirPods Proを愛用しています。その最大の理由は、これまで使用してきたBluetoothのワイヤレスイヤホンの中で、iPhoneとのワイヤレス接続の強度がAirPods Proが一番よかったからです。

通勤時には満員電車にのり、仕事での移動では新宿駅や渋谷駅、品川駅など人であふれかえる駅を利用することが多いです。特に満員電車内では、AirPods Pro以外のワイヤレスイヤホンは、たとえiPhoneを顔の近くに持ってきていても接続が切れることが多いですし、乗り換え時など大量の人々とすれ違う時には本当に接続がよく切れます。

MUINE T1は、AirPods Proほど接続が強いというわけではなかったですが、それでも満員電車や乗り換え時も一瞬切れるという程度で済みました。

AirPods Proは、お気に入りではありますが3万円を超えるため、満員電車などで落としてしまう心配を常に抱えていました。一方、MUINE T1であれば6000円前後で購入可能であるため、AirPods Proよりも気楽に使えます

充電方法

MUINE T1は、付属のUSB Type-Cケーブルを利用した充電も可能ですが、ワイヤレス充電にも対応している点が魅力的です!

写真:編集部で撮影

日常的に使う機材ですから、充電のたびに毎回USBケーブルを挿すのは正直手間だと感じます。ポンと充電器に置いておけばでいつでもワイヤレスイヤホンが使えるという手軽さも、MUINE T1を日常的に使用しやすくしていると感じました。

音質の評価

音質については、中低音が強く高音が控えめで、全体的に丸みがあってマイルドな印象です。ボーカルやギター、リードシンセなどのおいしい帯域(2KHz前後など)はしっかり鳴ってくれるため、丸みがあるといってもこもっている感じではありません。高級イヤホンような解像度はありませんが、ワンランク上の値段相応にちゃんと音が出るという印象です。

高級イヤホンは音の解像度が高く、音楽を集中して聴きたい時には良いのですが、作業用BGMとして音楽を流しておきたい場合、音楽の主張が強すぎて作業への集中力を削いでしまうというデメリットを感じています。MUINE T1はほどほどの解像度で、それでいて安っぽくない音質であるため、作業用のイヤホンとして気に入っています。

まとめ

MUINE T1は、3000円前後で購入できる格安のBluetooth接続のワイヤレスイヤホンと比べると音の厚みもしっかりあり、ワイヤレスイヤホンとしての使い勝手も良い製品でした。

iPhoneとのワイヤレス接続も強度もよく、ノイズキャンセルも強力であるため、今は通勤などの外出時のメインイヤホンとして使い続けています。また、音がマイルドであり長時間聴いていても疲れないため、作業時のイヤホンとしても愛用しています。さらに、筆者にはフィット感がよく、動いても落ちにくいのも魅力であり、ジムでのトレーニング時にも活躍しています。

6000円前後という手頃さでありながら日常の様々なシーンで活躍してくれる、高コスパなワイヤレスイヤホンとしておすすめです!

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