eスポーツ配信・実況を「自分もやってみたい!」と考えている方は、配信や実況に適したマイクをお探しではないでしょうか。
この記事では、eスポーツ配信・実況や、ゲーム中の音声チャットを高音質に行えるおすすめのゲーミングマイクを4つ厳選して紹介いたします!
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ゲーミングマイクを選ぶときのポイント
まずは、数ある中からゲーミングマイクを選ぶときのポイントをお伝えします。以下の3つのポイントを満たすゲーミングマイクが、最初の一台としておすすめできます。
ポイント1.コンデンサーマイクがおすすめ
マイクは、音を電気信号に変える装置です。音を電気信号に変える方式には主に2つあり、方式に応じて「ダイナミックマイク」「コンデンサーマイク」の2種類のマイクが存在します。
このうち、eスポーツ配信や実況、ボイスチャットに向いているのは「コンデンサーマイク」です。
コンデンサーマイクは、幅広い音域をカバーでき、繊細な音を拾ってくれるマイクで、音楽シーンではボーカルのレコーディング時などに使用されています。また、ダイナミックマイクよりも小さな音を拾いやすいため、歌うときのように声を張り上げなくても、自然にしゃべった声を忠実に拾ってくれます。
ポイント2.単一指向性がおすすめ
また、マイクは「どの位置からの音を拾うか?(指向性)」によって主に4種類に分けることができます。具体的には、「全指向性」「単一指向性」「超指向性」「双指向性」の4つです。
このうち、eスポーツ配信や実況、ボイスチャットに向いているのは「単一指向性」のマイクです。単一指向性のマイクは、マイクの正面の音を強調して拾う特徴があります。
とても大まかに示すと以下の図になります。青色部分は音を拾いやすい範囲を示しています。

コンデンサーマイクは繊細な音拾いやすいことから、周囲で騒音や雑音がしていると、それも拾ってしまいます。しかし、指向性が単一指向性であれば、マイク正面以外の音はあまり拾われないため、マイク正面に口を近づければ声だけを拾いやすい言えます。
ポイント3.パソコンに直接つなげるUSBタイプが便利
マイクとパソコンはどのように接続するか、イメージをお持ちでしょうか?
音楽用途で使用するマイクは通常、マイクの「キャノン端子」という部分に「キャノンケーブル」をつなぎ、キャノンケーブルを「オーディオインターフェイス」という装置に刺すことで、ようやくパソコンに音を入力できるようになります。

ですが、これを一式揃えるとなると、必要な機材が大幅に増えてしまい、出費がかさみますし、ケーブルやオーディオインターフェイスを選ぶ労力も発生します。
そこでおすすめなのが、USBケーブルがついたマイクです!USBケーブルがついたマイクは、オーディオインターフェイスがなくても、USBケーブルを直にパソコンに刺すだけですぐに使えます。

オーディオインターフェイス経由のほうがより高音質にはなりますが、本格的に音楽制作を行うわけでなければ、過度な高音質は不要です(オーバースペックだと思います)。音声配信やボイスチャットといった用途であれば、利便性や手軽に使えるという観点から、USBタイプのマイクで十分だと言えます。
特に、オンライン配信を想定して開発されているゲーミングマイクは、USB接続でも音声をより高音質・低ノイズで録音できるような工夫が施されていますので、音楽用のコンデンサーマイクよりもむしろ扱いやすいと言えるでしょう。
おすすめのゲーミングマイク
それでは、今述べた3つのポイントを満たすおすすめのゲーミングマイクを紹介していきます!
HyperX QuadCast:編集部イチオシ!

「CuadCast(クアッドキャスト)」は、アメリカに本社を置く大手メモリーメーカー「Kingston Technology」(キングストン テクノロジー)のゲーミングデバイスブランド「HyperX(ハイパーエックス)」のゲーミングマイクです。
CuadCastは、eスポーツプレイヤー向けボイスチャットサービスである、「Discord(ディスコード)」、「TeamSpeak(チームスピーク)」にも認証されている、ストリーマーやポッドキャスター向けの高音質マイクです。

CuadCastの特徴の一つは、高い防振性と耐衝撃性です。スタンドとマイク本体が分離されており、ロープサスペンションでマイク本体を支えています。ロープサスペンションの弾力性によりキーボードやマウス操作による机の振動を吸収し、録音時に机の振動によるノイズを抑えることができます。

CuadCastは、指向性をダイヤルで簡単に切り替えることができます。ゲーム配信やゲームチャット向けである「単一指向」だけではなく、複数人が参加する対談などに向いている「全指向」、同じ場所でのコラボ配信やインタビュー形式に向いた「双方向」など4つの指向性を切り替えることができます。
また、マイク感度(小さな音を拾うか、ある程度大きな音だけ拾うか)もダイアルの回転で瞬時に調整することができます。

マイクのオン、オフもマイク本体をタップすることで簡単に切り替え可能です。マイクオン時にはLEDステータスインジケーターが赤く光り、オフ時には点灯が消えます。わかりやすいLEDステータスインジケーターのため、ライブ配信やボイスチャット時の事故を防ぐことができます。
機能性が高く、幅広い場面で使えるマイクを探している方におすすめです!
Razer Seiren X:部屋に合わせてカラーが選べる

「Seiren X(セイレーン エックス)」は、ゲーマー向け機器における世界的リーダー企業であるRazer(レイザー)から発売されているゲーミングマイクです。
Razer Seiren Xは、Twitch(ツイッチ)のトップ配信者たちが設計・テストに関わっており、配信者の声を力強く視聴者に届けます。また、単一指向性よりもさらに狭い領域の音を拾う「超指向性」が採用されているため、不要な背景ノイズを取り除き、配信者の声のみを視聴者に届けます。

Seiren Xは、Classic Black(クラシック ブラック)、Quartz Pink(クォーツ ピンク)、Mercury White(マーキュリー ホワイト)の3色のモデルが発売されています。白やピンクの選択肢があるのは嬉しいですね。
マイクはゲーム配信時に映り込むことも多い機材です。もし他のゲーミング機材にRazer製品を使用しているのであれば、Seiren Xはパソコンデスクの雰囲気に統一感を与え、ビジュアル的にも満足感が得られるでしょう。また、編集部のようにゲーミング機材を白で統一している方や、ピンクで統一している方は、Seiren X一択だと言っても過言ではありません。
デザインと高機能の両方を大切にしたい方におすすめです!
ASUS ROG Strix Magnus:ストリーマー向けのノイズキャンセル機能

「ROG Strix Magnus(アールオージー ストリクス マグナス)」は、世界的なパソコン・パソコンパーツメーカーである「ASUS(エイスース)」のゲーミングマイクです。ASUSは、「ROG」といブランドで、ゲーミングPCやゲーミングスマートフォン、各種ゲーミングギアを展開しています。
ROG Strix Magnusは、ゲームストリーマー向けに特別設計されたマイクです。最大の特徴は環境ノイズキャンセル(ENC)テクノロジーを搭載していることです。内蔵する独自のマイクが環境ノイズを監視し、キーボードの打鍵、マウスのクリック、冷却ファンの共鳴などのノイズをリアルタイムに除去します。高価でかさばる吸音材を使用せずにスタジオグレードの録音を実現します。
ROG Strix MagnusはRGBライティングを備えており、1680万色以上の色の組み合わせと4つの発光パターンで、視聴者を盛り上げることができます。また、他のROG製品とイルミネーションを同期させることが可能であり、よりユニークで魅惑的なストリーミングを演出することができます。
配信の様子を派手に演出したい方におすすめできます!
ゲーム向きの普通のコンデンサーマイク
最後に、ゲーミングマイクではありませんが、格安で評判の良いUSBタイプのコンデンサーマイクを紹介します。
FIFINE K670:コスパ最強

「K670」は、中国のマイクメーカー「FIFINE(ファイファイン)」のコンデンサマイクです。
2020年の1月くらいまで旧モデルの「K669」がAmazonで3,000円前後で販売されていました。K669は3,000円とは思えない音質と優秀なノイズ抑制技術でYoutubeのレビューなどで大変評判となりました。K669は現在(2020年11月)は、5千円台前半というある意味適正な値段に落ち着いています。
K670はK669の後継モデルです。価格帯は6千円台前半でありながら、さらに進化したノイズ抑制技術と、高さ調節な可能なスタンド、本体に追加されたイヤホンモデルなど、K669の機能を強化しながら同時に弱点を克服したモデルとなっています。

さらに、K670はPCに繋ぐと光ります。光量はそこまで大きくないので、明るい部屋では目立ちませんが、eスポーツプレイヤーとしては、光る機材には親近感が湧くのではないでしょうか。
視聴者に自分の声をクリアに届けたいけど、ゲーミングマイクは少し高すぎる。そんな悩みを抱えてるストリーマーの皆さんに、自身をもっておすすめできるマイクです!
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