自作PCの構築を検討されている方の中には、「ピンク系のPCケース」をお探しの方もいらっしゃるでしょう。
PCケースは、自作PCの中で最も存在感のあるパーツだといっても過言ではありません。PCケースといえば黒色系のものが多いですが、ピンクを基調にした可愛らしい自作PCを作りたい方もいらっしゃると思います。
そこで、この記事では、現在発売中のおすすめのピンク色系の自作PCケースをご紹介いたします!
関連記事:ピンク色のゲーミングデバイスまとめ
自作PCケースを選ぶときにチェックすべき3つのポイント
まずは、自分に合った自作PCケースを選ぶためのポイントをまとめておきます。
ポイント1.マザーボードの規格に合ったものを選ぼう
まずは、PCケースとマザーボードの規格を対応させることが大切です!
さまざまなパーツを接続する基板であるマザーボードは、パソコンの根幹を成すパーツです。マザーボードには様々な規格があり、単体で市販されているマザーボードの規格としては、「ATX」「Micro-ATX」「Mini-ITX」のいずれかが採用されていることが多いです。

PCケースを先に選ぶ場合は、PCケースが対応している規格のマザーボードを選ぶようにしましょう。また、すでに購入を検討されているマザーボードがある場合は、規格に対応したPCケースを選びましょう。
以下に、市販のPCケースが対応している6つの規格と基板サイズの関係性を表にしておきますので、参考にしてみてください。
規格 | 基盤サイズ |
---|---|
XL-ATX (エックスエル エーティーエックス) | 325mm×244mm |
Extended-ATX (エクステンデット エーティーエックス) | 305mm×330mm |
ATX (エーティーエックス) | 305mm×244mm |
Micro-ATX (マイクロ エーティーエックス) | 244mm×244mm |
Flex-ATX (フレックス エーティーエックス) | 244mm×191mm |
Mini-DTX (ミニ ディーティーエックス) | 203mmx170mm |
Mini-ITX (ミニ アイティーエックス) | 170mm×170mm |
SSI CEB (エスエスアイ シーイービー) | 305mmx267mm |
ポイント2.ケースのサイズを選ぼう
続いて検討すべきは、PCケースのサイズです。
ケースサイズは大きいほうから順に、
・フルタワー
・ミドルタワー
・ミニ/マイクロタワー
・スリムタイプ
があります。ほかにも、正立方体に近い形のケースもあり、それらはキューブ型と呼ばれています。ケースサイズには厳密な規格があるわけではなく、各社が独自にカテゴライズしています。
ケースのサイズは、マザーボードの規格と対応関係にあります。
一般的に、フルタワーとミドルタワーはATXのマザーボードに対応しており、ミニ/マイクロタワーはMicro-ATXやMini-ITXのマザーボードに対応しています。以下を参考にしてください。
PCケース | ATX | Micro-ATX | Mini-ITX |
---|---|---|---|
フル/ミドルタワー | ◎ | ◎ | 〇 |
ミニ/マイクロタワー | 〇 | 〇 | |
スリムタイプ/コンパクト | △ | 〇 | |
キューブ | △ | 〇 |
◎ほぼ確実に対応 、〇基本的には対応している、△対応している場合もある
マザーボードの規格を考慮したうえで、購入するPCケースのサイズを絞り込みましょう!
ポイント3.ドライブベイの有無をチェックしよう
CDやDVD、Blu-rayなどの、外から取り出すタイプのメディアを自作PCに読み込ませたい方は、「外部ドライブベイ」があるPCケースが必要です。
外部ドライブベイとは、CDドライブやDVDドライブなどを設置する箇所です。最近では、CDやDVDを使わなくなりつつあるため、外部ドライブベイのないPCケースも多いので、使う予定のある方は注意しましょう。
なお、HDDやSSDなどの記憶媒体は、「内部ドライブベイ」に取り付けます。多くの記憶媒体を組み込んで大容量にしたい方は、内部ドライブベイの数を意識して選びましょう。
以下に、各用途に必要なドライブベイのサイズを示しましたので参考にしてください。
外部/内部 | サイズ | 用途 |
---|---|---|
外部 | 5.25インチ | CDドライブ、DVDドライブ、Blu-rayドライブなどの光学ドライブを収納 |
外部 | 3.5インチ | SDカードやCFカードなどの各種メディアドライブを収納 |
内部 | 3.5インチ | HDDを収納 |
内部 | 2.5インチ | SSDを収納 |
ピンクの自作PCケースのおすすめ
自作PCケース選びに必要な項目を述べたところで、続いておすすめのピンク色自作PCケースをご紹介していきます!
SilverStone「SETA A1」★ミドルタワー

「SETA A1」は、主にPCケースや電源を手掛ける台湾の会社であるSilverStone(シルバーストーン)のミドルタワーPCケースです。
SETA A1は、高級感のある外観が特徴的であり、カラーバリエーションにローズゴールドがあります。エレガントなピンク色が美しいPCケースです。

SETA A1には十分な収納スペースがあり、120mmのケースファンであれば最大で6基搭載可能です。ラジエーターについてもフロントには最大360mm、トップには最大240mm搭載でき、簡易水冷式のCPUクーラーも使いやすいです。

また、底面、上部、前面の吸気口には、それぞれ防塵対策のフィルターが備え付けられているので、ホコリがPCケース内に侵入するのを防ぐこともできます。
対応マザーボード | ATX Micro-ATX Mini-ITX |
---|---|
サイズ | 幅:225mm 高さ:470mm 奥行:432mm |
電源 | 別売 |
外部ドライブベイ | なし |
内部ドライブベイ | 3.5インチ 2個 2.5インチ 4個 |
CoolerMaster「MasterBox NR200P」★ミニタワー

「MasterBox(マスターボックス) NR200P」は、パソコン冷却製品やパソコンケース、電源等を製造・販売する台湾のメーカーCoolerMaster(クーラー マスター)のPCケースです。
MasterBox NR200Pは、ミニタワータイプの小型なPCケースであり、Mini-ITXとMini-DTXのマザーボードに対応しています。発売当初はブラックとホワイトの2色展開でしたが、英語圏の小型PCコミュニティから要望の強かった、ピンク・パープル・シアン・オレンジの4色が追加されました。

いずれのカラーも、スチール製のケースに厚くパウダーコーティングされており、汚れや色褪せにも強く、耐久性に優れています。

MasterBox NR200Pには、120mmのケースファンが2つ標準搭載されていますが、さらに最大7カ所にケースファンを搭載することができます。280mmまでの水冷ラジエーターも搭載可能ですので、水冷式のCPUクーラーの搭載できます。
また、MasterBox NR200Pはメンテナンス性の高さも魅力です。強化ガラスのサイドパネルやすべての外部パネルは、簡単に取り外せるピンで固定されており、工具を使わずに簡単に内部にアクセスできるように設計されています。
対応マザーボード | Mini-ITX Mini-DTX |
---|---|
サイズ | 幅:185 高さ:292mm 奥行:376mm |
電源 | 別売 |
外部ドライブベイ | なし |
内部ドライブベイ | 3.5インチ 最大2個 2.5インチ 最大3個 |
Golden Field「Q3056」★ミニタワー

「Q3056」は、1993年に設立された中国のコンピューター周辺機器メーカーであるGolden FieldのミニタワーPCケースです。
Golden FieldのPCケースは国内でも大きなシェアを獲得しており、歴史と実績のあるメーカーです。

Q3056は、ピンクとイエローをラインナップしており、どちらもケース全体や足の部分にまでカラーが施されており可愛いです。底面にはRGB対応のLEDが搭載されています。このLEDは、ASRockやMSI、ASUSなど各社のマザーボードと連動したライティングの演出が楽しめます。

さらに、コアラのステッカーが3枚付属するので、好みに合わせてケースをカスタマイズすることもできます。
ケースファンは最大で6基搭載できます。また、240mmの簡易水冷式のCPUクーラーの搭載も可能です。グラフィックボードであれば、320mmまでの長さに対応しています。
対応マザーボード | Micro-ATX Mini-ITX |
---|---|
サイズ | 幅:185mm 高さ:465mm 奥行:368mm |
電源 | 別売 |
外部ドライブベイ | なし |
内部ドライブベイ | 3.5インチ 1個 or 2.5インチ 2個 3.5インチ 1個 2.5インチ 1個 |
darkFlash「DLH21」★コンパクト

「DLH21」は、PCケースや冷却装置、ゲーミングチェアなどを開発・製造・販売する台湾メーカーdarkFlash(ダークフラッシュ)のコンパクトPCケースです。
darkFlashは、自作PCビルダーとeスポーツプレイヤーによって2016年に設立された比較的新しいメーカーです。革新的でユニークなデザインの製品が多いのが特徴です。

DLH21は、トップと側面の5面のパネルがすべてメッシュ構造になっており、ケース内の熱をスムーズに排出します。
また、吸気を行う2つの面にはホコリの侵入を防ぐダストフィルターが付属しています。このダストフィルターは、マグネット式で取り外し可能であるためメンテナンスしやすく便利です。側面パネルを固定しているネジについても、工具無しで簡単に取り外しできるため、メンテナンスが容易です。

DHL21はコンパクトなPCケースですが、拡張性の高さも魅力です。ケース側面には240mmラジエーターを搭載することができ、簡易水冷式のCPUクーラーの設置も可能です。また、2スロットを占有する最大320mmまでのグラフィックボードも搭載可能です。
対応マザーボード | Mini-ITX |
---|---|
サイズ | 幅:175mm 高さ:412mm 奥行:238.8mm |
電源 | 別売 |
外部ドライブベイ | なし |
内部ドライブベイ | 3.5インチ 1個 or 2.5インチ 2個 |
SilverStone「SG13」★キューブ型

「SG13」は、主にPCケースや電源を手掛ける台湾の会社であるSilverStone(シルバーストーン)のキューブ型PCケースです。
SG13は、2009年に発売され長年のロングセラーであったキューブ型PCケース「SG05」の後継モデルです。SG05はシンプルな作りで初心者であっても使いやすく人気でしたが、同様にSG13もシンプルで扱いやすいモデルになっています。
コンパクトでありながら最大266mmのグラフィックボードが搭載可能な点も魅力です。
対応マザーボード | Mini-ITX Mini-DTX |
---|---|
サイズ | 幅:222mm 高さ:181mm 奥行:285mm |
電源 | 別売 |
外部ドライブベイ | なし |
内部ドライブベイ | 3.5インチ 1個 or 2.5インチ 2個 2.5インチ 1個 |
INWIN「A1 Prime」★スリムタイプ

「A1 Prime」は、PCケース・電源を中心とするコンピューターアクセサリを製造販売する台湾企業であるInWin(インウィン)のスリムタイプのPCケースです。
A1 Primeは、コンパクトなスリムタイプでありながらPC内部が見えるデザインとなっているほか、ケース底面にもLEDが搭載されているため、RGBライティングの華やかさを楽しむことができます。
また、80PLUS GOLD認証取得の電源ユニット「P75F」が標準搭載されています。750Wの大容量電源ユニットが標準搭載されていることにより、ハイエンドなグラフィックカードにも対応可能となっています。
さらに、A1 Primeのピンク色には、InWinのピュアホワイトカラーのケースファン「Sirius Pure ASP120」も2基標準搭載されています。ケースファンもアドレサブルRGB LEDを搭載しており、アドレサブルRGBに対応するマザーボードと同期して光らせたり、付属のコントローラーでライティングを制御したりすることもできます。
対応マザーボード | Mini-ITX |
---|---|
サイズ | 幅:224mm 高さ:273mm 奥行:357mm |
電源 | 750W電源ユニット「P75F」 |
外部ドライブベイ | なし |
内部ドライブベイ | 2.5インチ 2個 |
ほかのピンク色PC周辺機器も見てみる
▷ おすすめの「ピンクのゲーミングマウス」紹介
▷ おすすめの「ピンクのゲーミングキーボード」紹介
▷ おすすめの「ピンクのゲーミングヘッドセット」紹介
▷ おすすめの「ピンクのゲーミングチェア」紹介
▷ おすすめの「ピンクのゲーミング座椅子」紹介
▷ おすすめの「ピンクのノートパソコン」紹介
▷ おすすめの「ピンクのキーボード」紹介
▷ 可愛く配信!猫耳ヘッドフォンおすすめ紹介
ほかの自作パーツのおすすめを見てみる
▷ 簡易水冷式CPUクーラーのおすすめ紹介
▷ グラフィックボードのおすすめ紹介
▷ 白色の自作PCケースおすすめ紹介
▷ 赤色の自作PCケースおすすめ紹介
▷ 緑色の自作PCケースおすすめ紹介
▷ 青・水色の自作PCケースおすすめ紹介
▷ 紫色の自作PCケースおすすめ紹介
▷ ピンク色の自作PCケースおすすめ紹介