KOVOLの充電器「KV-PC019」の使用レビュー

充電器

こんにちは。eスポーツをはじめよう!編集部です。

この度は、充電器ブランドのKOLOV様より、最大140Wの高出力充電器「KV-PC019」をご提供頂きましたのでレビューしていきたいと思います!

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KOVOL「KV-PC019」の概要

まずは、KOVOLというブランドについてや、KV-PC019の概要について簡単に説明しておきます。

KOVOLとは

KOVOLは、ポータブルデバイスの充電関連機器を販売している中国企業であるSCUD (Guangzhou) Digital Technology Co., Ltd(SCUD(広州)デジタルテクノロジー)が、2008年より展開しているブランドです。

SCUD (Guangzhou) Digital Technology Co., Ltdは、22百万平米の広大な敷地に研究開発センターや自社工場を持っており、最新技術を搭載した製品を多数版売しています。また、製品のデザイン性の高さも特徴的です。

充電器「KV-PC019」の概要

今回ご提供いただいた「KV-PC019」は、Amazonでは10月20日から販売開始された最新の充電器です。

KV-PC019は、USB Type-CとUSB Type-Aのポートを備えており、同時に2つの機器を充電することができます。

USB Type-Cは、USB PD3.1に対応しています。

USB PDはUSB Power Deliveryの略で、USB接続でデータ転送と電源供給を平行して行う規格です。USB PDに対応した充電器は、充電する機器に合わせて電力を自動調整するため、安全に充電できます。

USB PD3.1は、2021年5月に策定された新しい規格です。従来は最大100Wまでだった電力供給量が240Wまで拡張されています。KV-PC019のUSB Type-Cは、このUSB PD3.1に対応しており、最大140Wの電力を供給することができます。

USB Type-Aは、QC3.0に対応しています。

QCは、Quick Charge(クイックチャージ)の略で、Android製品を中心に普及が進んでいる急速充電の規格です。QC3.0に対応した機器は、非対応の機器に比べて4倍の速度で80%までの充電ができます。KV-PC019のType-Aは、このQC3.0に対応しており、最大18Wの電力供給ができます。スマートフォンやタブレットの高速充電に最適です。

カラーは、ホワイトとブラックの2色があります。

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開封の儀

それでは、さっそくKV-PC019を開封していきます!

写真:編集部で撮影

外箱は、製品イメージが印刷されたシンプルなデザインです。

写真:編集部で撮影

充電器本体を取り出してみました。外箱は、ほとんど充電器と同じサイズです。

写真:編集部で撮影

内容物の一覧です。充電器に加えて、ユーザーガイドとメーカーからのメッセージカードが同梱されています。

写真:編集部で撮影

充電器本体には、KOVOLのロゴが控えめに入っています。

写真:編集部で撮影

底面には、KV-PC019の仕様が記載されています。電気製品の安全性確保について定められた電気用品安全法に適合した製品であることを示すPSEマークも確認できます。充電器は、火事などの事故にもつながる機器ですので、PSEマークの付いた製品を利用することは大切です。

また、「JP Importer(輸入業者)」として、合同会社ネスフロージャパンとの記載があります。このことからも、日本での販売を前提に開発された製品であることがわかります。

写真:編集部で撮影

前面には、USB Typ-CとUSB Type-Aの充電ポートが搭載されています。

写真:編集部で撮影

裏面には、折り畳み式の電源プラグがあります。プラグを収納できるので、持ち運びにも便利です。

写真:編集部で撮影

説明書にも、日本語での記載があります。

Surface Proの充電性能を比較

続いて、実際に充電してみます。

まずは、編集部がメインで利用しているSurface Pro 8を充電して、充電速度を評価していきます。

写真:編集部で撮影

今回は、KV-PC019、Microsoftの純正充電器、BOLWEOのサードパーティ製充電器の3つの性能を比較していきます。

まずは、最大電力供給量を確認します。すでに述べた通り、KV-PC019は最大140Wです。

Microsoftの純正充電器は、最大電力供給量が65Wです。

BOLWEOのサードパーティ製充電器は、最大電力供給量が36Wです。

続いて、それぞれの持ち運びやすさを比較するために重量を計測してみました。

写真:編集部で撮影

KV-PC019本体の重量は301gでした。

写真:編集部で撮影

充電にはUSB Type-Cのケーブルも必要なので計測しました。ケーブルは46gです。KV-PC019本体とケーブル合わせて347gでした。

写真:編集部で撮影

Microsoftの純正充電器(ケーブル込み)は227gです。

写真:編集部で撮影

BOLWEOのサードパーティ製充電器(ケーブル込み)は244gでした。

結果を以下にまとめます。

製品名最大出力重量
KV-PC019
+ケーブル
140W347g
純正品(1706)65W227g
サードパーティ製36W244g

最大出力と重量を比べると、Microsoftの純正充電器の優秀さがわかります。KV-PC019は140Wと高出力であるため、重量も重めです。

続いては、充電の評価です。

写真:編集部で撮影

充電の評価については、Surfaceのバッテリーが20%の状態から充電を開始しました。Surface Pro 8が急速充電される80%までの充電時間と、80%から100%までの充電時間を計測してみました。

なお、計測中には、Surface Pro 8に外部モニターを接続して通常の編集業務を行っていました。厳密な同一環境での計測ではないため、あくまで参考程度の充電時間とお考え下さい。

計測した充電時間を以下のグラフに整理しました。

グラフ:充電器別のSurface Pro 8の充電時間

KV-PC019と純正充電器では、充電時間はほとんど同じでした。Surface Pro 8は65Wまでの充電に対応しているので、これは順当な結果です。純正充電器と同じ時間で充電できているということは、USB PD規格に則ってKV-PC019とSurface Pro 8側で供給電力を調整し、65Wでの充電を行えていたと判断できます。

サードパーティ製充電器は最大出力が36Wであるため、KV-PC019や純正充電器に比べると充電時間は遅くなります。特に、80%から100%の充電時間がかなりかかり、トータルでKV-PC019や純正充電器の2倍程度である2時間半弱かかりました。最大電力供給量も半分強なので、こちらもスペック通りの時間なのかもしれません。

スマートフォン・タブレットを充電

続いて、スマートフォンやタブレット類を充電してみました。

写真:編集部で撮影

PC-KV019のUSB Type-Cで、iPad mini(第六世代)、iPhone 11、Pixel 5の3つの機器を充電してみました。

iPad miniは、4%から80%まで充電するのに1時間15分程度、100%まで充電するのに2時間程度かかりました。iPad miniの標準の充電器は20Wで、0%の状態から100%まで充電するのに3時間程度と言われているので、標準の充電器より高速の充電ができそうです。

iPhone 11は、20%から充電をはじめて80%まで充電するのに50分程度、100%まで充電するのに1時間40分程度でした。iPhone 11に付属している充電器は5Wで、満充電するのに3時間程度と言われているので、こちらも標準の充電器より高速の充電ができました。

Pixel 5は、20%から充電をはじめて80%まで充電するのに50分、100%まで充電するのに1時間20分程度でした。

写真:編集部で撮影

Pixel 5は、KV-PC019で充電すると「急速充電中」と表示されます。Pixel 5はUSB PD2.0での18Wの急速充電に対応しており、KV-PC019でも急速充電できることが確認できました。

まとめ

以上でレビューを終わります。

いろいろと充電を試みた結果、KV-PC019は、充電品質の高い充電器であると判断できました。Surface Pro 8の充電では純正の充電器と同等の充電結果を出しており、iPadやiPhone、Pixelの充電についても良好な結果でした。

また、KV-PC019はサイズ感は小ぶりですが、重量が重いため、持ち運び用というよりは据え置きで使用するのが良いと感じています。Surface Pro 8であれば、純正の充電器をカバンに入れて、職場や自宅にKV-PC019を置きっぱなしにしておくというイメージです。

また、今回は65Wまでの充電にしか対応していないSurface Pro 8での評価だったため、KV-PC019の最大出力である140Wでの充電については評価できませんでした。16インチMacbook Proなど、140Wの充電に対応した高性能な機器での評価ができなかったことは残念でした。

それでも、十分に高品質な充電器であることが分かりました。KV-PC01は、PCも充電できるような高出力の充電器を探している方に、自信をもっておすすめできる充電器です!

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KOVOL公式サイトはこちら:https://kovolinc.com/