eスポーツを長時間プレイする日々を続けていると、つい食事が適当になってしまいがちになることもあるでしょう。カップラーメンなどの即席系の食べ物は便利ではありますが、どうしても栄養が偏りがちになり、免疫力の低下にもつながりかねません。
健康的にeスポーツを楽しむためにも、日々しっかりと栄養を摂ることは大切です。とはいえ、手間のかかることは長続きしないのが人間です。
そこで、この記事では、eスポーツプレイヤーに役立ちそうな、手間をかけずに栄養を摂るための食べ物・飲み物を紹介します!PCやスマホでeスポーツをプレイしながらでも手軽に食べられるものを厳選しました。
完全栄養食
完全栄養食とは、「1食で必要な栄養素がすべて摂れる」をコンセプトに開発された、新しい食品です。2013年に、アメリカで水に粉を溶かして飲むドリンクタイプの完全栄養食が誕生して以来、日本でも少しずつ広まってきています。
完全栄養食は、手軽に栄養が摂れるとして、食事に時間をかけられないほど忙しい人や、効率的に栄養を摂りたい人の間で人気です。
今回紹介するのは、日本のベンチャー企業であるベースフードが販売する「BASE PASTA(ベースパスタ)」と「BASE BREAD(ベースブレッド)」です。
どちらも主原料は小麦全粒粉で、精白した小麦粉よりもミネラルやビタミンが豊富です。そこに、チアシードや昆布などの栄養価の高い食材を追加することで、完全栄養を実現しています。
BASE PASTA

BASE PASTA(ベースパスタ)は、炭水化物や脂質などを除いた1日に必要な栄養素の1/3が1食分に含まれているパスタです。
食べ方としては、普通のパスタ麺と同じように、熱湯で1~2分茹でて、付属のソースを絡めるだけです。パスタなのにカップラーメンよりも短い時間で茹で上がりますし、さらに具材を入れなくても栄養が足りるので、普通のパスタよりもはるかに手軽に栄養が摂れます。麺はフェットチーネとアジアンの2種類があります。
味については、少しクセがある(パスタ麺というよりは、そばっぽい?)ので好みは別れるとは思いますが、クセに慣れたりこの味を好きになれたりすれば、普通の食事と同じように楽しめます。
BASE BREAD

BASE BREAD(ベースブレッド)は、パスタの次に開発された商品で、こちらも炭水化物や脂質などを除いた1日に必要な栄養素の1/3が1食分に含まれているパンです。1食分として2個のパンが入っています。
食べ方は、開封してそのまま食べるだけ!好み次第で少し温めてもOKですが、基本的に調理は一切不要です。味はプレーンとチョコレートの2種類があり、おやつのように気軽に食べられます。eスポーツのプレイの邪魔にもなりません。
また、パンにはもともと全粒粉パンが存在するので、味もパスタのほうよりは独特感がなく、自然で食べやすいです。サンドイッチにしたり、ジャムを塗ったりするようなアレンジをしても美味しく食べられますよ。
eスポーツ用ドリンク
eスポーツが日本でも盛り上がりを見せつつある中、頭脳と集中力を駆使するeスポーツのためのエナジードリンク(通称:eスポーツドリンク)が販売されています。
eスポーツドリンクを飲むことで、集中力が切れた時に脳に糖を補給したり、カフェインで覚醒度を上げたりすることができます。
中でも個人的におすすめなのは、大塚食品が発売している「e3(イースリー)」と、サントリーが発売している「ZONe(ゾーン)」です。
BRAIN SPORTS DRINK『e3』

e3(イースリー)は、BRAIN SPORTS DRINKという名がついている通り、頭脳を活発にするドリンクです。実際のeスポーツプレイヤーの意見を取り入れながら共同開発されました。
「ブドウ糖」と「パラチノース」という2種類の糖が入っているので、頭にすばやく糖が回るだけでなく、集中力を持続することにもつながります。また、カフェインが入っているので脳の覚醒度もアップします。早朝や深夜でも眠気と戦うことができます。総じて、試合直後から勝利する瞬間まで、パフォーマンスを発揮し続けることをサポートしてくれます。
1缶240mLで、カロリーは100mLあたり61kcal。価格は185円(税抜)です。
ZONe

ZONe(ゾーン)は、eスポーツのみならず、ゲーム、アニメ、音楽などのデジタル文化を愛好する人全般に向けて、最高の没入体験を提供するためのドリンクです。
「ブドウ糖」や「アルギニン」、「パラチノース」、「カフェイン」など、複数のエナジー成分が配合されており、eスポーツのプレイを総合的にサポートしてくれます。黒い缶の「ZONe」のほか、フレーバー違いの異なる「ZONe FIREWALL」(赤い缶)と、「ZONe DEEPDIVE」(青い缶)があります。
1缶500mLと、缶にしては大容量です。カロリーは100mLあたり52kcalで、1本丸々飲むとおやつ1回分になりますね。価格は190円(税別)です。
FIREWALLはメロンソーダのような、かき氷のシロップのような味わいです。こちらのカロリーは270kcalです。
新フレーバーであるDEEPDIVEは、液体が白色で、ホワイトソーダやカルピス系統の味だと噂されています。こちらのカロリーは275kcalです。
★他のeスポーツドリンクについても知りたい方は以下の記事もご覧ください。
▷ 日本で発売中の「eスポーツドリンク」を紹介!
eスポーツ用サプリメント
eスポーツドリンクに続き、eスポーツ特有の諸問題を克服するためのサプリメントも発売されています。たとえば、
・モニターの見過ぎで目が疲れる
・イライラしたりモチベーションが上がらない
・集中力が続かずミスが増える
こんな悩みを抱えている人をサポートする栄養素が含まれているのが、eスポーツ用サプリメントです。
現在、日本でeスポーツ用サプリメントとして販売されているのは、株式会社愛しとーとの「e-supple(イーサプリ)」のみです。
e-supple

e-supple(イーサプリ)は、ラムネのようにポリポリと食べられるeスポーツ用サプリメントです。「Guaranine」「Lutein」「GABA」の3種類があります。
「Guaranine(ガラニン)」は、瞬時に集中力を上げたい時のためのサプリです。ブラジル原産の植物「ガラナ」の種子から抽出したガラニンが含まれており、カフェインよりも体に負担をかけずに脳の覚醒度・集中力アップにはたらきます。
昼間にゲームに集中したいときや、夜に眠気に抗いながらプレイしたいときに役立つでしょう。
「Lutein(ルテイン)」は、ブルーライトの刺激から目を守るためのサプリです。マリーゴールドの花から抽出されたルテインが含まれており、網膜の保護やブルーライトの刺激の緩和をサポートします。
eスポーツのプレイはどうしても目を駆使することから逃れられないため、目を守ることはどんなプレイヤーにとっても欠かせないでしょう。
「GABA(ギャバ)」は、フル回転した脳をクールダウンさせるサプリです。興奮を鎮めたりリラックスをもたらしたりする効果があるとして注目されている成分のGABAが含まれており、eスポーツで駆使した脳の休息に役立ちます。
寝る直前まで覚醒状態が続いていると、寝付きの悪さや浅い睡眠につながりますので、寝る前にはしっかり脳を休めることが大切です。
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