eスポーツ初心者がゲーム実況動画をiPhoneだけで配信する手順【YouTube編】

eスポーツを観戦・配信する

eスポーツを観戦していると、次第に「自分もゲーム動画を配信してみたい!」と思うようになるかもしれません。特に、カッコいい勝ち方ができた時なんかは、人に見せたくなりますよね。

この記事では、iPhoneでプレイするゲームの実況動画をYouTubeで配信するまでの手順を解説します。eスポーツ初心者やスマホが苦手な人でも分かりやすいよう、過程を省略せずに、かなり細かくていねいに書きます。

最初は少し時間がかかるかもしれませんが、この記事の手順に沿っていけばYouTubeでの配信が完了しますので、ぜひこの機会に、配信にチャレンジしてみてください!

以下の状況を例に説明します。すべて無料です。

・使用スマホ:iPhone 6s。iOSは12.1.2。

・プレイするゲーム:クラッシュ・ロワイヤル(以下、クラロワ)

・ゴール:クラロワで行う1試合分の動画を実況付きでYouTubeにアップロードする

・必要なもの:「クラロワ」のアプリ、「YouTube」のアプリ、Gmailのアカウント、SMSを受け取れる電話番号

・ネットワーク環境:Wi-Fi(アプリのインストールに必要です)

記事の流れは目次の通りです。アプリのインストールがすでに済んでいる人は、その箇所は飛ばしながらお読みください。

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ステップ1:ゲームの試合を録画する(所要時間15分)

まずは、配信したいゲーム動画を録画しましょう。iPhoneでゲームの試合を録画する手順は以下の(1)~(12)の通りです。

1-1.iPhoneの「画面収録」機能を使えるようにする

(1)iPhoneのホーム画面から「設定」アイコンをタップします。

(2)メニュー一覧の中から「コントロールセンター」をタップします。

(3)「コントロールをカスタマイズ」をタップします。

(4)「画面収録」の左側にある緑色のプラスマーク(+)をタップします。

(1)~(4)の操作で、「画面収録」機能が使える状態になります。この設定は一度設定すればOKで、次回以降は(5)から手順を開始できます。

1-2.「画面収録」機能を使って試合を録画する

(5)ホーム画面に戻ります。下から上へスワイプ、または右上から左下へスワイプし、コントロールセンター画面を表示します(iPhoneの種類によってスワイプの向きがことなります)。

これが「コントロールセンター画面」です。

(6)「画面収録」アイコン(二重丸のアイコン)を強めに長押しします。

すると、以下のような画面が出ます。

チェックマークが「カメラロール」についていることを確認します。ついてなければ、「カメラロール」をタップして、チェックマークをつけてください。

(7)「マイク」のアイコンをタップして、マイクをオンにします。オンにすると赤色に変わります。これで音声を撮ることができます。音声を撮りたくない場合はオフのまま進めます。

(8)「収録を開始」をタップします。「画面収録」の文字の上の二重丸「3・2・1」のカウント後に赤くなったら、収録開始です。

(9)黒枠で囲まれた部分以外の任意の部分をタップしたのち、下または右上へスワイプしてコントロールセンター画面を閉じ、ホーム画面に戻ります。

(10)「クラロワ」アイコンをタップして開きます。

(11)「バトル開始」をタップし、試合を行います。実況を行う場合は、iPhoneに向かって言葉を発しながら試合を行います。クラロワ以外のゲーム実況を行う場合は、クラロワ以外のゲームにて試合を行ってください。

※クラロワにおいて、過去の試合を収録したい場合は、右上の三重線アイコンをタップし、「プレイ情報」をタップし、収録したい試合の「みる」をタップして、試合を再生します。実況を行う場合は、iPhoneに向かって言葉を発しながら試合を再生します。

(12)試合が終了したら、下から上へスワイプ、または右上から左下にスワイプし、コントロールセンター画面を再度表示します。

(12)録画状態の「画面収録」アイコン(赤色の二重丸アイコン)をタップします。アイコンが白黒に戻ったら録画終了です。

(13)下または右上へスワイプしてコントロールセンター画面を閉じ、クラロワの画面に戻ります。画面上部に「画面収録ビデオを”写真”に保存済み」というメッセージが表示されたら完了です。

(5)~(13)の手順で、ゲームのプレイ動画の収録が完了します。

1-3.今撮った動画を再び「画面収録」機能で録画する

(13)までの手順で、ゲームのプレイ動画の収録ができました。しかし、現在のYouTubeの仕様では、この動画をそのままアップロードすると、実況音声が消えた状態でアップロードされるという問題があります。

原因として、実況音声は、ゲーム内BGMなどとは別の形式で保存されていることが考えられています。実況音声つきで動画をアップロードするには、今のところ以下の2つの対策しかないのが現状です。

A:「Cute CUT Pro」という有料アプリを使う

B:今撮った動画を再び「画面収録」機能で録画したものをアップロードする

この記事では、可能な限りiPhoneの標準機能だけを使って簡単に動画をアップロードできるようにしたいので、Bの方法を採用します。

大変面倒なのですが、今のところこうするしか手段がありません。以下の(14)~(21)の手順に従い、今撮った動画を再び「画面収録」機能を使って録画しましょう。

(14)iPhoneのホーム画面から「写真」アイコンをタップします。

(15)今撮った動画が保存されていることを確認します。

(16)その状態で、下から上へスワイプ、または右上から左下にスワイプし、コントロールセンター画面を表示します。

(17)「画面収録」アイコン(二重丸のアイコン)をタップします。今回は実況を行いません。「3・2・1」のカウント後に赤くなったら、収録開始です。

(18)下または右上へスワイプしてコントロールセンター画面を閉じます。

先ほど撮った動画をタップして再生し、動画が終わるのを待ちます。

※再録画中は実況音声がかなり小さく聞こえますが、再録画された動画の音声が小さくなるわけではないのでご安心ください。

(19)動画が終わったら、下から上へスワイプ、または右上から左下にスワイプし、コントロールセンター画面を再度表示します。

(20)録画状態の「画面収録」アイコン(赤色の二重丸アイコン)をタップします。アイコンが白黒に戻ったら録画終了です。

(21)下または右上へスワイプしてコントロールセンター画面を閉じます。画面上部に「画面収録ビデオを”写真”に保存済み」というメッセージが表示されたら完了です。

(13)~(21)の手順で、ゲームのプレイ動画の再録画が完了します。

ステップ2:YouTubeに動画をアップロードする(所要時間10分)

さて、少々手間はかかりましたが、ようやくYouTubeにアップロードする動画の準備が整いました。最後のステップでは、動画をYouTubeにアップロードする過程(1)~(25)を説明します。完了までもう少しです、頑張ってください!

3-1.「YouTube」アプリをインストールする

※YouTubeアプリをすでにインストール済みの方は、ここは省略し、3-2.に飛んでください。

(1)iPhoneのホーム画面から「App Store」アイコンをタップします。

(2)画面右下にある虫眼鏡のアイコンをタップし、検索画面を表示します。

(3)画面上部にある検索窓(灰色部分)に「YouTube」と入力し、アプリを検索します。

(4)「YouTube」アプリ(赤色矢印のアイコン)が出てくるので、右の「入手」マーク(または雲型のマーク)をタップし、インストールを開始します。

※Apple IDのパスワード入力を求められた場合、パスワードを入力してください(個人情報につき画像は省略します)。

(5)インストールが進行するので、完了するまで待ちます。

(6)「YouTube」アプリのインストールが完了すると、ホーム画面にアイコンが表示されます。

(1)~(6)の操作で、「YouTube」アプリが使える状態になります。インストールは一度すればOKで、次回以降はこの工程は省略できます。

3-2.「YouTube」にログインし、チャンネルを作成する

(7)iPhoneのホーム画面にある「YouTube」アイコンをタップします。

(8)「YouTube」アプリのトップページ右上にある人型アイコンをタップします。

(9)動画のアップロードには、Gmailのアカウントが必要です。「ログイン」をタップします。

(10)「アカウントの選択」画面が表示されます。使用するアカウントをタップします。次のページでパスワードを入力してログインを完了させます(個人情報につき画像は省略します)。

(11)トップページの右上のカメラアイコンをタップします。

(12)「アクセスを許可」をタップします。続いて、カメラとマイクへのアクセスを、それぞれ「OK」をタップして許可します。

(13)先ほど再録画した動画をタップして選択します。

(14)動画のプレビュー・編集画面が表示されます。画面下部に、動画のこま切れが表示されます。青い太い部分を指で押さえながらスライドすると、スライドした部分をカットすることができます。

今回アップロードする動画は、動画の前後に、コントロールセンター画面を表示して、画面収録アイコンをタップする動作が含まれています。このままアップロードしても構いませんが、青い太い部分をスライドさせて、この動作の部分をカットしても良いでしょう。

(15)チャンネル登録者の名前を登録する画面が表示されます。上の段に「名」、下の段に「姓」を入力して、「チャンネル作成」をタップします。姓名はあとから変更もできます。

(16)アカウントの確認画面が表示されます。「確認」をタップします。

(17)確認コードを受け取る電話番号を入力し、「コードを送信」をタップします(画像では任意の番号を入れていますが、実際には正しい番号を入力してください)。

(18)SMSでコードが送信されてきますので、コードを入力すると、アカウントの確認が完了します。

(7)~(18)の操作で、「YouTube」でのログインとチャンネル作成が完了します。ログインとチャンネル作成は一度すればOKです。次回以降は(13)→(14)だけを行ったのち、以下の(19)からの工程で、動画をアップロードすることができます。

3-3.「YouTube」に動画をアップロードする

(19)アカウントの確認が完了すると、動画のタイトルや説明を入力する画面が表示されます。

(20)「タイトル」「説明」を入力します。「プライバシー」は「公開」を選択します。

(21)右上の「アップロード」をタップします。

(22)動画をアップロード中の画面が表示されます。アップロードが完了するのを待ちます。

(23)動画のアップロードが完了すると次のような画面になります。

(24)指で下に引っ張って画面を更新すると、アップロードされた動画が一覧に表示されます。すぐに表示されない場合は、数秒~1分ほど待って再度更新してみてください。

(25)アップロードした動画が表示されていれば完了です。サンプルとしての動画は以下の通りです。

(19)~(25)の操作で、動画をアップロードすることができます。

以上で解説を終了します。

最初は時間がかかると思いますが、慣れてくればスムーズにアップロードできるようになります。実況配信を見てもらうのも、eスポーツの楽しみの一つです。これを機に、実況YouTuberデビューしてみるのも良いでしょう!

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