NPETのメカニカルゲーミングキーボード「K80」開封&使用レビュー

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こんにちは。eスポーツをはじめよう!編集部です。今回は、NPET(エヌピーイーティー)の「K80」を入手したので、開封レポートをお送りします!

NPETといえば、メンブレン方式の激安ゲーミングキーボードとしてAmazonなどの通販サイトで有名です。今回入手したK80は、英語配列のメカニカルキーボードなのですが、さすがはNPET。メカニカルキーボードでありながら、2000円台という信じられない安さです。

実はこのK80、当メディアとしては初めての、メーカー様からの商品提供となります!せっかくなので、商品提供を受ける流れはどんなものなのか?というのも含め、正直にレポートしていきたいと思います。

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商品提供を受けた経緯

eスポーツをはじめよう!には、一応Twitterアカウント(@esportsguide_jp)があります。ただ記事のシェアを行っているだけで、まったく力を入れていないので、現在フォロワーは9人の弱小アカウントです。

キーボードオタクである筆者は最近、中華製の格安ゲーミングキーボードに興味がありましたので、NPETのキーボードについて調べ、10月に紹介記事を書きました。

この記事を弱小アカウントで告知した後、なんとNPETの公式Twitterアカウントから連絡が来ました。「現在、レビューコンテンツを作ってくれる人に商品提供をしています。興味ありますか?」と。こうした連絡は初めてだったので「興味あります」と返事し、K80をご提供いただける流れになりました。

開封の様子

それでは、開封の様子から見ていきたいと思います!

K80はAmazonからの配送だったのですが、配送されてきた時点から新しい体験がありました。

住所等が記載されている部分は剥がしてありますが、キーボードの箱に直接宛名が貼られて配送されてきました。こんな体験は初めてです。Amazonの販売ページを確認してみると、確かに注意書きがあります。

写真:Amazon製品ページのスクリーンショット

NPETの公式HPには「高品質の製品を最も低価格で提供」と記載があります。もし価格を抑えるために、梱包費も削減しているのだとしたら、それは素晴らしい企業努力だと思いました。外装箱もシンプルであり、製品以外にコストをかけないようにしているのかもしれません。

ただ、外装箱には少し心配させられる面もありました。「Japanese layout」というシールが貼られていたのです。K80は英語配列のキーボードです。誤って日本語配列のキーボードが届いてしまったのではないかと、ドキドキでした。

さらに背面には「106キー」との表記。106キーは日本語配列のキー数です。この時点で、誤配送を覚悟しました。

箱を開けてみます。

カバーを取ると…

ちゃんと英語配列のキーボードが出てきました!

一安心です。本当にハラハラしました。

内容物は、キーボード本体、キーキャップを外すための工具、マニュアル類です。キーボードは940gと重さもしっかりあり、マットな質感のブラックで非常にしっかりした印象です。

失礼ながら、もっと軽くて安っぽい質感を想像していたので、これで2,000円台なのかと驚きました!期待感をもって使い始めることが出来ます。

キースイッチの様子

続いて、押し心地に関わるキースイッチについて見ていきます。

K80は、日本で発売されているNPETのキーボードとしては初めてのメカニカルキーボードのようです。キースイッチには、Cherry社のキースイッチと互換性のある「OUTEMU(オータム)」社の赤軸を採用しています。

キーキャップを外し、キースイッチを確認してみます。

OUTEMU製のキースイッチは、人気の中国メーカー「e元素」のキーボードにも採用されていますし、格安のキースイッチとしての実績も十分あります。

赤軸のキースイッチは、カチカチとした引っ掛かりがなく、押し心地はスコスコといった感じです。打鍵音も、安いキーボードによくある軽くて薄っぺらい感じではなく落ち着いており、音の大きさも控えめで好感が持てます。

ちなみに、写真ではわかりにくいかもしれませんが、付属の工具でキーキャップを外したところ、キーキャップが少し傷ついてしまいました。

Royal Kludge(ロイヤルクルージュ)のメカニカルゲーミングキーボード「RK61」のレポート記事の中でも同じ失敗をしたことを書きましたが、この形状の工具(写真上側)はキーキャップを痛めやすいようです。

このため、元々持っていた写真下側の工具を使用してキーキャップを外しました。もし、こうした工具をお持ちであれば、そちら工具を利用してキーキャップを外すことをおすすめします。

ちなみに、この工具は、RK61や東プレのREALFORCE(リアルフォース)に付属してきました。キーキャップやキースイッチの引き抜き工具は1,000円もしないので、1つ持っておくといいかもしれませんね。

イルミネーションの様子

ゲーミングキーボードの醍醐味の1つといえばイルミネーション!ということで、お次はイルミネーションの様子を見てみます。

NPETのイルミネーションは、Fn+F9キーを押すことで21種類の光り方パターンを選択することができます。ただし、各キーの光る色は固定です。おそらく、各キーについてるライトは、単色のLEDライトなのだと思います。安い分、複雑さをカットしているのでしょう。

とはいえ、光を左右から流したり、ランダムに点滅させたりするパターンの豊かさによって、様々なイルミネーション効果を味わうことができます。色に細かくこだわらず、光るだけで満足できる方なら、ゲーミングキーボードらしい雰囲気を十分に満喫できると思います。

コンパクトサイズなのにテンキーがある!

さらに、キーボードとしての機能性の高さにも工夫が見られました。

K80は、コンパクトサイズのキーボードなのに、テンキーが搭載されています。

編集部の他のキーボードとサイズを比較してみました。一番上がNPET K80で、真ん中がテンキーレスのRazer BlackWidow Lite Mercury White(レイザー ブラックウィドー ライト マーキュリーホワイト)、一番下が最もコンパクトなサイズのRoyal Kludge RK61です。

つまり、NPET K80は、テンキーレスのキーボードと同じサイズでありながら、テンキーがあるのです。

テンキー部分を拡大してみます。

Fn+バックスペースキーで、Num Lockの有効・無効を切り替えることができます。Num Lockが有効な場合に、右上のキーがテンキーとして使えるようになります。数字の入力を頻繁にする方には便利なのではないでしょうか。

2週間使ってみた感想

そんなわけで、eスポーツと編集作業などの仕事時の両方のシーンで、K81を2週間ほど使用してみました。その感想を述べます。

結論から言うと、とても良いキーボードです。ステマではなく本当にそう思います。2000円台の予算でキーボードの買い替えを検討している方には、K80を強くおすすめします!(英語配列でよければ、です)。

価格に対して品質が良すぎる

何よりもまず、2000円台のキーボードとしては、なぜこの価格で販売できるのか疑問に感じるほど、作りがしっかりしていると思いました。特に、スペースキーやShiftキーといった横長のキーの品質が高いと感じます。

格安なキーボードになるほど、横長のキーを押した際に安っぽいバネの音が響きます。2万円を超えるREALFORCEや、1万円を超えるRazerのキーボードでは、もちろんこのようなバネの音はしません。一方、6千円程度で購入したRoyal KludgeのRK61では、バネの音が響いています。K80では、このバネの音が全然鳴りません。こうした細部に、NPETの品質の高さが宿っていると感じました。

また、キーボード本体が1kg弱とそこそこの重量があり、さらに底面には滑り止めのゴムも付いていますので、eスポーツのプレイ時にも安定感がありました。反応速度にも、申し分ありませんでした(プレイしたのは、Rainbow Six SiegeとLeague of Legendsです)。

NPETの製品には、2年間の保証がついています。このことからも、NPETの品質への自信が伺えます。

静電容量無接点方式に似た押し心地

OUTEMU製のキースイッチの品質が良いためか、押し心地にも文句ありません。

筆者はここ数年、東プレのREALFORCEを仕事で長時間使っており、静電容量無接点方式のキースイッチに慣れています。このため、メカニカル式のキーボードでも、カチカチとしたクリック音がない赤軸のキースイッチが好みです。

個人的には、もう少しだけ軽いといいなとは感じますが、K80は打鍵してて心地よいキーボードだと感じています。クリック音のない軽めのキースイッチが好きな方は、K80の押し心地を気にいるのではないでしょうか。

唯一の不満点

あえて、不満点を挙げるとするなら、ブラックカラーのモデルしか発売されていないことです。NPETの他のキーボードはホワイトモデルも販売されていることが多いのですが、K80に関してはブラックモデルのみの販売です。

編集部は、PC環境をできるだけ白色で統一するように編集長から命じられているため、このまま使い続けるには、編集長に隠れてこっそりと使わなければなりません。

K80は使い心地の良いキーボードだと思いましたし、NPETさんがせっかくご提供くださったので、なんとか堂々と使い続ける道を探っていきたいと思います。

2000円台なのは今だけかも?

個人的には、2000円台でこんなに優れたメカニカルキーボードが買えるのは、かなりお得だと思いました!もしホワイトカラーが出たら自腹を切って買いたいと思うほど、おすすめできます。

中国メーカーの商品は、最初は格安でも、人気が出てくると値段が上がるパターンがよくあります。

たとえば、ゲーム配信用のマイクとして人気の高い、中国のマイクメーカー「FIFINE(ファイファイン)」のマイクは、発売当初は3000円で、コスパの圧倒的高さが評価されていました。しかし、YouTuberを中心に人気が高まった影響で、2020年11月現在は6000円台まで値上がっており、クオリティ相応の価格に近づいています(それでもまだコスパが良いようですが)。

もしかすると、2000円台で買えるのは今のうちかもしれません。推測なので確証はありませんが、そう思わせるくらいK80のコスパの高さを評価しています!

いきなり高価なメカニカル式ゲーミングキーボードを買うのに抵抗のある方は、NPETのメカニカルキーボードから入門してみてはいかがでしょうか!(ただし英語配列な点だけ、気に留めておいてくださいね。)

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